カウンセリングルームsato ブログ

オンラインカウンセリングを行っている臨床心理士・公認心理師がきままに更新します

カウンセリングはこころをケアする習いごと

 

 3月に入りました!(早いですね!) 周りでは花粉症と戦い始めた方が多いのですが、みなさんはいかがでしょうか。私は東京での生活も長くなってきましたが、幸いまだ花粉症にはなっていません。ただ、毎年友人から「ほんと、急になるからね…ほんと気を付けてね…」と言われるので、この時期はいつもビクビクしています(ちなみに昨年むずむずしてついに来たか…と思い病院に行って検査してもらったのですが、花粉症ではなくダニアレルギーだということが発覚しました…笑)

 

 さて、初めてカウンセリングにいらっしゃる方からよく聞かれるのが「カウンセリングって何をするかよく分からないんでけど、来てみました」というフレーズです。

 たしかに、実際にカウンセリングを受けたり触れたりしたことがない場合、なんとなく「自分の困っていることを話して聞いてもらう場所」という漠然としたイメージを持つ方がほとんどかと思います。


 私は、そのような質問をいただいた時には、「自分をありのままに見てあげて、ケアできるようになるための心の習い事・トレーニングで、私はそれをサポートするパートナーだと思ってください!」 とお伝えしています。


 まず習い事なので、ある程度定期的に通っていただく必要があります。できるだけ1回の面接で良くなってもらいたい!…という気持ちは常々あるのですが、どんな習い事でも1回で目的を完璧に満たすことは難しいように、残念ながらカウンセリングも例外なく同じことが言えるのです。


 習い事が開始すると、上達までのステップがあります。最初の頃は、期待もありながらここはどんな場所なんだろう、このカウンセラーってどんな人だろう…と自分というよりも環境に目が向きやすい人も少なくありません。
 そこから少しずつカウンセリングをする場所やカウンセラーへの慣れ・安心感出てくると、カウンセリングを受けたいと思い始めたきっかけ(習い事の目的)についての本格的な取り組みが始まります。まずはカウンセラーとのやりとりの中で、ありのままの自分を見てあげる作業をします。


 その取り組み方は、カウンセラーの得意としていたり関心を持つアプローチによるのですが、私は統合的心理療法を専門とするカウンセラーなので、お相手のニーズや状態に合わせて、まずはひたすら話を聴いて対話をしたみたり、リラクセーションを取り入れたり、具体的なワークや技法を取り入れたり、アドバイスをしたり…とフィットするサポートの方法や方向性を提案しながら進めます。


 安心できる相手と、自分を見つめる作業を進めると、「私って実はこんなこと感じていたんだ」「あぁ、こう思ってたんだ」「本当はこんな見え方や側面があったんだ」 などなど、一人では見えなかった気づきや発見が見つかってきます。肯定的なものもあれば、今まで見ていなかった、あるいは見ないように蓋をしていたような辛い発見やむずがゆい発見が見つかる場合もありますが、それは良くなるために必要なステップであったり、自分に気づけるようになった証であるともいえるかと思います。


 そして、ある程度自分を見ることができるようになると、次は自分のことをケアしてあげる段階に入ります。これまで自分をケアしていたつもりでも、ありのままに自分をみてあげられず、結果的に自分の役に立っているようで役立っていなかったケアをしていたり、そもそもケアすることを放棄してしまっていることが意外と多いんです。
 なので、自分が本当に欲しているものをあげたり、満たされない部分を満たしてあげたりと、適切に自分で自分をケアしてあげることで元々持っていた心の自己治癒力を取り戻したり、新しく身につけることができ、困り感や苦しさが少しずつ和らいできます。


 このような一連の取り組みを、ある程度カウンセラーとカウンセリングで行っていくと、徐々にカウンセリングの時間以外にも自分を見る時間やケアをする時間が増えて行きます。そしてどんどんとそれが習慣になって日常生活にとけこみ、最終的にはカウンセリングなしでも取り組むことができるようになると、習い事を卒業する時が来ます。


 もちろん、進むペースやカウンセリングの頻度は人それぞれです。ただ、一連の取り組みがより習慣化しやすくなるためにも最初はできるだけ間隔をあけずにカウンセリングを継続し、だんだんと頻度を落としていく という流れがオススメです。
 継続期間も、なんとなくコツが掴めてあとはもう自分だけでケアできそうだ!と感じる方は数回で終わることもあります。じっくりより深く自分と向き合ってケアを模索したいという方は何十回、場合によっては何百回とカウンセリングを継続される方もいます。

 普通の習い事と違う点は、先生-生徒、教える側-教えられる側という関係というよりも、カウンセラーはクライエントの頑張りを時には見守り、時には積極的にサポートし、時には一緒に走るパートナーのような相手だと言うことです。なので特に(普通の習い事でもそうかもしれませんが)、相性が重要になってきます。そのため、最初の数回は体験レッスンのようにこのカウンセラーとはパートナーになれそうかな?習い事の料金を払ってもいいと思えるカウンセラーかな?とご自身の感覚を頼りに習い事を見極めることに使ってみても良いかもしれません。


 どうでしょうか?なんとなく、読む前と比べてカウンセリングの雰囲気がを掴んでいただけたでしょうか。習い事と思うと、少しカウンセリングのハードルもちょっと下がるかなと思います。
 年度末・年始で気持ちや環境の変化を迎える方も多いかと思います。節目に習い事としてのカウンセリングをはじめてみませんか?


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